
経営をするにつけ皆様の一番の関心事(心配事)は“お金”ではないでしょうか?
まずは独立開業をする前の関心事である“お金”についての選択肢を見ていきましょう。
独立開業をするに当たってまず資金(お金)を集めることから始まります。
選択1 お金(資金)の準備が完了した。=独立開業ができる!
さてどのような形でお金(資金)を準備したのでしょうか?
- 金融機関・ノンバンクからの借入
- 親族からの援助乃至は借入
- 自己資金(貯金)からの調達
一般的には上記三つを併用してお金(資金)を用意できれば独立開業は可能となります。
選択2 お金(資金)の準備が出来なかった。=開業することができない!
お金を準備出来ないことよりも「何故お金が準備できなかったのか?」が重要です。
- 金融機関・ノンバンクの融資審査が通らなかった
- 親族からの援助及び借入を断られた
- そもそも自己資金(貯金)が無かった
この場合はもはや開業を見送るべきであることは言うまでもありません。但し独立開業を諦めるのではなく3年後乃至は5年後に開業が出来るようしっかりと資金の準備に費やしていく必要があります。
さて選択1が完了しました、で終わりではありません。開業資金の準備はあくまで治療(診療)を行なえる条件を調えたに過ぎないのです。つまりこの時点ではまだ収入が得られてない状態ですね。
本当のスタートは診療所をオープンしてからが“経営”というものが始まるのです。
経営の基本方程式
①売上(収入)-(②原価+③必要経費)=④利益(マイナスの場合損失)
①~④の項目を見てみると・・・
- 売上(収入)とは:保険診療売上・自由診療売上・物品販売売上
- 原価とは:毎日使う歯科材料・歯科技工料
- 必要経費とは:家賃・人件費・水道光熱費・消耗品・リース料・研究費等診療所に関して出費するもの
- 利益とは:①から②と③を引いた残り。この中から借りたお金の返済や院長が自由に使えるお金(生活費)となる。
但しマイナスとなった場合…生活が出来なくなる。
基本方程式①~④の根拠(診療所によっては相違がある)を知ることが出来れば自ずと毎月の必要となる数字(お金)が見えてきますね。
各①~④の根拠を少し見てみますと
- 売上…毎月の売上をいくらに設定すべきなのか?(会社的にノルマ?)
→②③④の数字が確定出来れば必要な売上数字が決まってくる
- 原価…売上に直結する絶対に必要とされる費用。概ね売上の10%~15%が目安となる。
- 必要経費…二大柱として人件費と家賃が位置付けられます。人件費については概ね売上の20%~25%が良好とされていますが近年の物価高と人件費の高騰状況を考えますと25%以上の支出もやむを得ないのか?と考えます。その他の消耗品やリース料、研究費等を如何に抑えるのかによって利益に影響を与えるものと言えます。
- 利益…ここでの影響は金融機関からの借入額に対する毎月の返済額と個人の生活に必要なお金の額を考慮しなければなりません。利益が多くなければ個人的な支出を見直す必要も出てきます。
①~④の必要根拠をしっかりと把握することで経営上必要な売上額(収入額)を設定し実現に向けての活動が組み立てられると言えます。